岩手県地域型復興住宅生産者グループ事業、自立再建支援ＫＥＮプロジェクトのお施主様です。収納は多ければ多い程家の中が片付きます。収納スペースにも一工夫し目に見える収納の他にもリビングの小上りの中も収納出来るようになっています。木の持つ暖かみを重視し、対面キッチンユニットの背面収納にも無垢の羽目板を使い木を見せていますので、一方は観せる収納として飾れる棚を、もう一方はグラスやコーヒーカップをダイニング側から容易に使えるようにと工夫しています。収納も兼ねた小上りは椅子と同じ高さになっているので腰掛けて使える他、お昼休みなどに横になって使っていただけるようにと畳敷きになっております。そして、『地震に強く暖かい家。』をコンセプトにしていますので、耐震性はもちろんの事、温熱環境も家の断熱性能を表すＱ値は１.７（計算値）となっております。値が小さい程断熱性能が良い家で、陸前高田市における次世代省エネルギー基準のQ値は２.４以下が目標値です。寒冷地では特に、Ｑ値を抑える程快適でランニングコストも抑えられる住まいになります。
