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家づくりで夫婦喧嘩に?原因になりやすいポイントと対策

2023年3月22日

家づくりには数多くの選択肢があり、建てる人の価値観によって住宅はさまざまな顔を見せてくれます。
自由度の高さが魅力の注文住宅も、決めることが多い分、時には夫婦の意見がすれ違って喧嘩に発展することもあります。
これから楽しく暮らしていくためにも、喧嘩することなく仲良く家づくりをしたいものです。
そこで今回は、家づくりで夫婦喧嘩になりやすいポイントや対策について解説します。

□家づくりで夫婦喧嘩になりやすいポイント

1. 採用したいオプションが合わない

契約後の打ち合わせで、こだわりが強いあまりにお互いに意見がぶつかってしまうケースがよくあります。
限られた予算の中で、2人の要望を全て取り入れることは難しく、お互いに譲れない部分が多いと衝突してしまうのです。

どの程度のオプションをつけるのか、事前に予算を決めている夫婦が多いと思いますが、夫婦それぞれでオプションの予算額を決めておくと良いでしょう。
例えば、オプション予算の全体額を100万円とした場合は、内訳を次のように分配すると良いです。

・夫で20万円
・妻で20万円
・夫婦共通で60万円

意見が割れた場合は、採用したい方が自身のオプション予算からお金を払うようにすれば、喧嘩することなく家づくりを進められるでしょう。

2. 家づくりに対する熱量が合わない

夫婦どちらかは家づくりへのモチベーションが高いものの、もう一方があまり乗り気ではなく、熱量に大きな差がある夫婦も多い傾向にあります。
特に家づくり序盤でよく見受けられますが、家づくりがなかなか進まずにイライラしてしまい、言い合いに発展して喧嘩してしまうのです。

どちらかにあまりやる気がない場合は、「まだ家を建てなくても良いかな」と考えていくケースが多いです。
そのような場合は、具体的にいつ建てるかを考えておけば、その時期が近づくと急にモチベーションが上がる方も多くいらっしゃいます。
目標を持たずにぼんやりと考えていると、何事も気が入らないものなので、もっと具体的に決めると良いでしょう。

3. ローンの返済額の価値観が合わない

お金の価値観は、激しく意見がぶつかってイライラしてしまいがちなポイントです。
実際に、住宅ローンを組み金額を決めるタイミングで、不安な気持ちが大きくなることもあり、喧嘩してしまうことがよくあります。

この際は、現在や次の家を建ててから、家計をやりくりする方の意見を尊重すると良いです。
毎月お金を管理していると、どのくらいの住宅ローンであれば、無理なく払っていけるかという感覚を掴めるからです。
意見がすれ違った場合は、家計をやりくりしている側の意見をしっかり聞いた上で尊重した方が、お金に関する後悔は少ないでしょう。

また、夫婦だけで決めるのは不安という場合は、専門家に相談しながら決めていくと良いです。
第3者の冷静な意見も取り入れながら、お互いが納得できる返済計画を立てましょう。

□夫婦喧嘩をどのようにしておさめる?

家づくりに真剣であればあるほど、お互い熱が入って夫婦喧嘩に発展してしまうことがあります。
いくら気をつけていても起こり得るものなので、もし夫婦喧嘩に発展してしまった際、どのようにおさめるのか知っておくと良いです。

1. 子供の立場になって考える

夫と妻だけでなく、子供がいる場合は、子供の立場になって物事を考えてみましょう。
この視点に立ってさえいれば、大抵の夫婦喧嘩はおさめられるでしょう。
家づくりの際に夫婦喧嘩が起きる根本的な問題として、「お互いが自分のことを優先してしまう」ことが挙げられます。

しかし、子供の立場に立てば、意見が衝突することも少なくなるでしょう。
まだ子供が小さい場合は、家づくりに関する話し合いの場にはいない、あるいはそもそもまだ生まれてないというケースもあるでしょう。
つまり、このような場合はそこに「意見」はないため、喧嘩に発展することもないということです。
子供の視点で考えれば、「子供のために良い家を建てられた」といった満足感も得られるのでオススメです。

2. 時間を置く

難なく解決できるケースもあれば、意見が折り合わずに夫婦喧嘩に発展してしまうこともあるでしょう。
どれだけ注意していても、起きる時には起きてしまうため、その場合は一度時間を置いてみましょう。
時間を置けば、感情ではなく理屈で物事を捉えられるようになります。

新築でまっさらな状態から家づくりを始めようとしている時期は、お互いにナーバスな状態です。
そして、全く知識がない家づくりとなると、話がよく見えてこないで衝突してしまうことも当然あります。
そのため、お互いが冷静に話せるようになるまで、時間を置いてみると良いでしょう。

□予算の決め方

お金に関することで揉めることが多いですが、予算を決める上では、お互いの感覚に頼りすぎるのはあまり良くありません。
感覚だけでなく、客観的なデータに基づいて判断することが重要で、住宅ローンの借入額も慎重に決めることが大切です。

住宅ローンの借入額は、年収や返済期間、金利などをもとに計算するのが一般的です。
細かな返済計画を立てながら決めていきますが、ここで最も重要な指標となるのが「返済負担率」です。

返済負担率とは、年収に対する年間返済額の割合を示す数字であり、無理なく返済していけるかを確かめる判断基準となります。
安定して返済していける目安は、返済負担率20〜25%とされており、まずは25%以内を目指して借入額を検討すると良いでしょう。
例えば、年収500万円の場合、返済負担率が25%に収まるのは、月々の返済額が10万4,000円以下の時です。

□まとめ

せっかくの楽しい家づくりも、夫婦喧嘩に発展してしまえば、満足のいく家づくりができないかもしれません。
そのため、冷静に子供の立場になって物事を考えたり、時間を置いたりして、これからの将来を見据えた最高の家をつくりましょう。
当社では、お客様ご家族の細かなこだわりもしっかりお伺いし、オーダーメイドで住まいの理想的なカタチを見つけます。
一関市、陸前高田市、気仙沼市、奥州市周辺で家づくりを始める方は、ぜひ当社までご相談ください。

注文住宅は階段にもこだわりを!階段の種類やオススメの機能

2023年3月18日

注文住宅は自由度が高いがゆえに、考えるべきことがたくさんあるので、階段に時間をかけて考える方はあまりいません。
しかし、階段は住空間の雰囲気をガラリと変える大事な要素であり、動線が集中するポイントなので、生活の利便性に大きく関わってくる部分です。
そのため、階段の種類や機能を知っておくだけでも、家づくりの選択肢はグッと広がります。
そこで今回は、注文住宅でこだわるべき階段の種類やオススメの機能をご紹介します。

□階段の種類

階段と言ってもたくさんの種類があり、間取りやデザイン、階段下の利用によって、空間を有効活用できる種類は異なります。
理想とする注文住宅にぴったりの階段を設置するためにも、まずはどのような種類があるのか把握しておき、施工会社と相談しながら決めるのがオススメです。
以下では、5つの階段について特徴をそれぞれご紹介します。

1つ目は「直階段」です。
この名前の通り、まっすぐ上がっていく階段です。
ある程度の広さ・長さは必要ですが、玄関とリビングとの間に設置するようにすれば、自然な形で生活空間と来客空間を分けられます。
また、作りがシンプルであることから、最も低コストの階段として取り入れられています。

2つ目は「かね折れ階段」です。
踊り場で90度横に折れている階段で、その構造上、建物の端に配置されることが多い階段です。
踊り場がある分、直階段よりも安全性は高いものの、無意識に昇降していると、踊り場で逆に足を取られてしまう可能性があります。
そのため一般的な階段同様に昇降には注意が必要です。

3つ目は「折り返し階段」です。
踊り場で180度折り返す階段で、かね折れ階段をL字だとすれば、折り返し階段はU字に上がっていきます。
踊り場が広く、転んだとしても下まで落ちてしまう可能性は低いので安心です。
省スペースでも設置可能なため、住空間をより多く確保することにも貢献してくれます。

4つ目は「カーブ階段」です。
途中でカーブを描く階段で、直線で構成する場合と比較して、優雅な印象を与えてくれる特徴があります。
装飾的に配置されることも多い階段で、一般的な住宅とはまた一味違う、おしゃれな雰囲気を演出するのに長けています。

5つ目は「螺旋(らせん)階段」です。
柱を軸にして、螺旋状にステップを上がっていく階段です。
全体は円柱であり、直線の階段と比較してスペースを節約できるのが大きなメリット。
比較してコストはかかりますが、見た目のおしゃれさもあり、高い人気を誇っている階段です。

□階段にオススメの機能

注文住宅であれば、階段の種類だけでなく、便利な機能を色々と付与できます。
快適な生活を送るためにも、必要な機能・設備について確認しておきましょう。

1つ目は「手すり」です。
新築の場合は、階段の手すりの設置は建築基準法で義務化されているため、少なくとも片側に設置する必要があります。
さらに、足腰が弱まった老後の生活を考え、両側に途切れることなく手すりを設置するのもオススメです。
手すりの位置は、利き腕に合わせると使いやすさが格段に上がります。

建築基準法では、下の床から1メートルの高さにあるステップの位置までは、手すりを設置する義務がありません。
しかし、ステップが終わっても20〜30センチメートルほど水平に手すりを延ばしておくと、安心感も増すのでオススメです。

2つ目は「階段昇降機」です。
車椅子や椅子に座ったまま昇り降りが可能な階段昇降機は、体が不自由な方にはもちろん、足腰が弱いと感じる方にも便利です。
階段の種類にも幅広く対応していますが、幅が狭いと取り付けられないため、事前に確認しておく必要があります。

3つ目は「階段下収納」です。
階段の下は、斜めになっていたり幅が狭かったりと、計画性無しにつくってしまうと無駄なスペースになりがちです。
そのため、設計段階で階段下をどう使うかを考えておくと、有効に活用できるでしょう。
収納として活用するだけでなく、趣味を楽しむスペースとしても使え、工夫次第で自分だけの特別なスペースにできます。

□注文住宅の階段づくりの注意点

階段での事故は、ヒートショックよりは少ないですが、交通事故で亡くなる方よりもずっと多く、大きな怪我にもつながりやすい傾向にあります。
安全に生活するためには、階段づくりをする上でいくつかの注意点を押さえておくことが大切です。

まず、先ほど手すりには設置義務があるとご紹介しましたが、階段を構成する踏み板や蹴上にも法律で決められた基準が存在します。
しかし、どちらも法律で定められた最低基準通りにつくると、昇り降りのしやすさの面では不十分です。
昇り降りしにくい階段は、怪我のもとにもなりかねないので、使いやすさを考えて階段づくりをすることが重要です。

また、踏み板と蹴上のバランスも重要ですが、階段の段数のバランスもとても重要です。
昇り降りしやすい段数には個人差があるので、家族の将来を考え、実際に昇り降りしやすい段数を調べてみると良いでしょう。

□まとめ

注文住宅では、取り入れられる階段の種類も豊富にあります。
使い勝手が良いと感じるものを選ぶのがベストですが、家族全員が毎日使用するものなので、安全性についても考慮した上で階段づくりを行うことが大切です。
当社では、日々の暮らしを豊かにするべく、個性に合わせたオーダーメイドで理想の住宅を実現いたします。
一関市、陸前高田市、気仙沼市、奥州市周辺で家づくりを始める方は、ぜひ当社までご相談ください。

プライバシーを守るために!外から見えない家の間取り

2023年3月10日

日当たりが良く、開放感を得られる家にするためには、ある程度外からの視線が気になる間取りになりがちです。
多少は仕方ないと最初は思っていても、いざ住んでみると外からの視線が気になり、カーテンや窓を開けられないというケースは多いでしょう。
プライバシーに考慮した開放的な間取りにするためにも、今回は外から見えない家の間取りについて解説します。

□後悔しがちな間取り

1つ目は、将来の隣家を考えていないプランです。
今は南側が開放的で、明るい光がたくさん入ってきているとしても、数年後にその南側に家が建つ可能性もあります。
南側に家が建ってしまえば、今の日当たりと景色は一変して、部屋が真っ暗になってしまうことも考えられます。

2つ目は、対面の窓が気になることです。
意外とやりがちなミスで、隣に家が既に建っており、窓の位置もわかっていたはずなのに、その窓と対面する失敗がよくあります。
実際に見ていなくても、見られていなくても、建った後でお互い不快に感じ、落ち着かない窓になってしまいます。
そのため、隣家の窓をしっかりと想定した上で間取りを考えることが重要です。

3つ目は、窓がありすぎることです。
あまりに窓を設置しすぎると、家の顔がどこにくるのかわからないケースが多々あります。
暗さを心配するあまり、ついつい窓をたくさんつけてしまいがちですが、無駄に設置した窓はデメリットをもたらすこともあります。
そのため、無駄な窓は取らずに種類も極力少なく、綺麗な壁を意識すると良いでしょう。

□外から見えない家の間取り

後悔する間取りの例として、開放感を得ようとするあまり、プライバシーが損なわれて安全性・快適性が低下してしまうことがあります。
外から見える環境を取り入れることは重要ですが、全てを外に合わせてしまうと、住みやすい家とはかけ離れたものになってしまいます。
以下では、外から家の中が見えない家の間取りのポイントをご紹介します。

まずは、「道路からの視線を防止するアイデア」です。
道路から家までの距離が近い、ウッドデッキや庭で洗濯物を干したい場合は、植栽やフェンスなどで目隠しする方法がオススメです。
ただ、目隠しといっても、単純にあれば良いというものではありません。
植栽やフェンスなどの目隠しで外から見えなくするためには、最低でも1.8〜2.2メートル程の高さが必要です。

フェンスの場合は、比較的幅を取らずに設置することも可能ですが、植栽の場合は、高さの他にも植える広さが必要となります。
今後成長することも踏まえ、最低でも生垣(いけがき)の厚みとして、50〜60センチメートル程度のスペースについても考えておきましょう。

次に、「隣家からの視線を防止するアイデア」です。
隣家とのバランスで最も困るポイントが、先ほどもご紹介した同じような位置に窓がある場合です。
これから長く住み続けることも考えると、窓を開けたい時に開けづらい状況は避けたいですよね。

例えば、窓といってもその種類はかなり豊富にあります。
住宅に使用される窓には、引き違い窓や片上げ下げ窓(シングルハング)などがあり、目的によってベストな窓は変わってきます。
そのため、視線が気になる場合は窓の種類を意識して選んでいくと良いでしょう。

また、窓の高さをちょっと変えたり、形や大きさにアクセントをつけたりするだけでも、お互いの空間を見えづらくする効果が高まります。
視線以外にも、音を伝わりにくくする効果もあるので、デザイン面について考えつつ、窓の種類・配置についても検討することが大切です。

□外から見えない家にするアイデア

プライバシーを確保するために、家づくりの段階で外から見えない家にするアイデアはまだまだたくさんあります。

例えば、2階にリビングを設け、バルコニーの壁を高くすると外から見えにくくなります。
ただ、カーテンや窓を開けている場合は、たとえ2階であっても外から見えてしまうので、カーテンを全開にして過ごしたいのであれば、リビング前のバルコニーの壁を高くするのがオススメです。
フェンス同様の効果を発揮し、外からの視線も気にならなくなります。

建物の前にガレージを施工する方法もあり、土地が広い場合は目隠しの代わりとして使えるでしょう。
基本的にガレージは車をしまう用途なので、2〜3メートル前後の高さが普通です。
この高さを活かし、目隠しとして利用すれば、外から見えない家にできます。

南側からガレージ、庭(アプローチ)、家の順番で配置すれば、日当たりも十分確保できます。
家と一緒に庭も隠れるので、外でも気兼ねなく遊べるのはもちろん、BBQやお茶なども楽しめるでしょう。
ただ、ガレージは1方向の目線しか遮れないため、両サイドに植栽や目隠しフェンスなどの施工が必要なので注意が必要です。

□まとめ

家族が安心して快適に過ごせる家にするためにも、外から見えなくするアイデアを取り入れた家づくりが重要です。
開放感は得られつつも、プライバシーを十分確保した家を目指しましょう。
当社では、お客様の暮らしの満足を第一に考え、理想的なカタチをご提案いたします。
一関市、陸前高田市、気仙沼市、奥州市周辺で家づくりをお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。

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