平屋はコの字型がおすすめ!その理由や注意点について解説します!
2023年1月15日
平屋というと、長方形の形が一般的で最もイメージしやすいですが、そのほかにも様々な形があります。
形によって魅力や利便性が異なるため、まずはどのような形が存在するのかを知り、それぞれの特徴を把握することが重要です。
そこで今回の記事では、様々な平屋の形を、そしてその中でもオススメな「コの字型」の間取りについてご紹介します。
□どのような形の平屋がある?
様々な形が存在する平屋は、その形次第で実現できる間取りも変わってきます。
理想的な平屋づくりをするためにも、まずは平屋の形について4つご紹介します。
1つ目は「コの字型」です。
これは文字通り、カタカナの「コ」の形をしている平屋を指します。
家の中央部分に庭を設けられ、程良く開放感を感じられる形だと言えます。
2つ目は「I字型」です。
I字型の平屋は、長方形の少し細長い形をした平屋を指します。
一般的な平屋の形でもあるためシンプルで、比較的自由な間取りを実現できる形です。
3つ目は「L字型」です。
L字型は、アルファベットの「L」の形をした平屋を指します。
庭の面積を広く確保できるため、かなりの開放感を得られる平屋の形だと言えるでしょう。
4つ目は「ロの字型」です。
カタカナの「ロ」の形をした平屋を指しており、ひらけた中央スペースに庭を設けると、四角で囲まれた形となります。
プライベート空間が最も高い形だと言え、防犯面に優れている特徴があります。
□最もオススメの形は?
これまで4つの平屋の形について、それぞれの特徴を踏まえてご紹介してきましたが、その中で最もオススメなのが「コの字型」の平屋です。
なぜ他の形よりもオススメなのか、以下では平屋をコの字型にする4つのメリットをご紹介します。
*中庭を居室に取り込める
中庭を居室内に取り込んで、居室の一部のようなくつろげる空間に仕上げられるメリットがあります。
例えば、中庭にウッドデッキを設けて、床面を居室の床と同じくらいの高さにします。
このようにすることで、中庭という外の空間でありながら、まるで居室の延長線上にある部屋の一部として利用できます。
また、同じことをリビングで行えば、今度は中庭がリビングの一部となり、完全に取り込んでリラックスできる空間となります。
第2のアウトドアリビングとも言え、「中の居室の空間」と「外の中庭の空間」を一体化した家づくりが可能となるのです。
*外の光を居室内に取り入れられる
コの字型にすることで、他の形よりも採光面で優れた平屋にできるメリットがあります。
中庭をコの字の中央部分に置くと、中庭から居室内にたっぷりと外の光を取り入れられるようになります。
また、中庭と接している部屋に掃き出し窓のような大開口を設けると、室内に太陽の光を思う存分取り込めるのでオススメです。
暗くなりがちな奥の方の部屋でも、長時間に渡って光が行き届くようになるので、常に明るく快適な空間づくりができます。
*居室内の風通しが良くなる
外の光だけでなく、気持ち良い自然の風を、居室内へとたっぷり取り入れられます。
建物の中央に中庭があることで、住宅内に完全な風の通り道ができ、常に風を感じられるようになります。
換気の面でもメリットが得られるため、健康的な暮らしを支えられるでしょう。
*居室感覚で利用できる庭を設けられる
コの字型の間取りにする場合は、中庭は三方を建物に取り込まれる形となります。
建物全体で外の視線を遮られるため、外から見える中庭はほんの一部になります。
塀や植栽によって工夫を施せば、中庭を完全にプライバシーが確保された空間にできるので、まるで居室のような感覚で利用できます。
□コの字型にする際の注意点とは?
このようにたくさんのメリットが得られるコの字型の平屋ですが、残念ながらいくつかデメリットも存在します。
建ててから後悔することを防ぐためにも、コの字型の平屋を採用する際の注意点を2つご紹介します。
まずは、「建築費用が高くなる」ことです。
家の形はシンプルな方が建築にかかるコストを抑えられる傾向があり、凹凸が多い家は比較的高額になる可能性が高いです。
この理由としては、凹凸が多いと材料のつなぎ目が多くなり、その分手間がかかるだけでなく、材料の端切れや無駄な部分が出やすくなることが挙げられます。
さらに外構工事や照明設備など、中庭をせっかく設けたからといってこだわり過ぎると、予算オーバーになりかねません。
このような様々な理由から、一般的な形と比較すると費用が高くなりがちなのです。
次に、「維持が大変」なことにも注意が必要です。
コの字型の平屋を綺麗に保つためには、以下のような問題を解決する必要があります。
・中庭に木を植えたら、枯れ葉の掃除に手間がかかる
・リビングの光に虫が集まってしまう
・ウッドデッキを長持ちさせるためのメンテナンスが定期的に必要
・排水口にゴミや枯葉などが詰まって流れが悪くなる
・中庭に面して大きなサッシを設置するとガラスを拭くのが面倒
リビングから常に中庭が見えているような状態であれば、部屋と同様に中庭も綺麗に保つ必要があります。
後悔を防ぐためにも、長い目で見たときにメンテナンスが楽にできる中庭づくりが重要です。
□まとめ
平屋は「コの字型」にするのが最もオススメで、他の形とは違ったメリットがたくさん得られます。
その一方でいくつかのデメリットが存在することも理解し、広い視野でどの形がベストなのかを考えることで、家族にとってより良い平屋づくりができるでしょう。
当社では、品質を保ちお客様一人一人と向き合い、叶えたい夢に全力でお答えするために、年間10棟を限定で施工しております。
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