平屋に中庭は必要なのか?メリットやデメリットについて解説します!
2022年12月22日
最近では、平屋に中庭を設けることを検討される方が増えつつあります。
中庭を設けることで、暮らす上での快適さがアップすることが、導入を検討される方が多くなっている理由です。
しかしながら、中庭を設けるにあたってデメリットもいくつかあるため、メリットだけに目を向けることは避けるべきでしょう。
そこで今回の記事では、平屋に中庭を設けるメリットやデメリットをご紹介します。
□平屋に中庭を設けるとどのようなメリットが?
以下では、平屋に中庭を設けると得られる4つのメリットをご紹介します。
1つ目は、「室内の日当たりを良くできる」ことです。
部屋の数が多く、面積もかなり広い平屋の場合、建物の中央にある部屋がどうしても日当たりが悪くなることがあります。
また、本来であれば南に配置するLDKを、立地条件によって北側に持って行かざるを得なくなるケースもあるでしょう。
当然北側であれば、南側のよく日が当たる場所よりも悪くなってしまいます。
他にも日当たりが悪くなるケースはいくつか考えられますが、中庭を設けると日当たりに関する問題は一気に解決できるのです。
室内の中庭に面する部分に窓の開口部を設け、そこから外の光を取り入れれば室内を明るく照らせます。
暗かった室内を一気に明るく快適な部屋にできるので、これは中庭を設ける大きなメリットといえるでしょう。
2つ目は、「家全体の風通しを良くできる」ことです。
例えば、窓が少なかったり、北側にあったりすることが原因で、風通しの悪い部屋があったとします。
そこに中庭を設け、上記の部屋の中庭側に開口部を設ければ、阿蘇の開口部から外の風をたくさん取り込めます。
その結果として、建物全体の風通しが良くなることも期待できます。
3つ目は、「室内のプライバシーを守れる」ことです。
平屋に中庭を設ける場合は、建物のロの部分を中央につくったり、Lの字やコの字のくぼみで建物に囲まれるような形でつくったりします。
つまり、建物に囲まれた中庭になるため、外から見られることはなく、完全にプライバシーが守られた空間にできます。
室内の中庭に面する開口部を、外からの視線を気にせずに開けられるため、気持ち良い風もたくさん取り込めます。
開放的でありながらプライバシーが守られていることも、一般的な庭にはないメリットです。
4つ目は、「快適なアウトドアリビングとして活用できる」ことです。
完全にプライバシーが守られているため、中庭という外の空間でありながら、室内のように使えます。
例えば、中庭にテーブルや椅子を設置すれば、お茶を楽しんだり食事もできたりと、アウトドアリビングとして活用できます。
□平屋に中庭を設けるとデメリットもある?
たくさんのメリットがある一方で、デメリットがいくつかあることには注意が必要です。
以下では、平屋に中庭を設ける2つのデメリットをご紹介します。
1つ目は、「土地代が高くなる」ことです。
中庭は建物の内側に設けるため、敷地面積が広くないと敷地内に収まらなくなってしまいます。
例えば、床面積が30坪で中庭が3坪の場合は、単純に計算して33坪の平屋が入る敷地が必要です。
また、車を何台か所有している場合は、土地の大きさや形にもよりますが、その駐車スペース分も確保する必要があるでしょう。
土地の坪単価が安かったとしても、敷地面積が多ければ、その分全体の費用としては高くなる可能性が高いのです。
2つ目は、「維持管理費用が発生する可能性がある」ことです。
中庭の仕様は様々ですが、中でも1番多く採用されているのが「ウッドデッキ」です。
前面に施工することもあれば、縁側のように施工することもあるウッドデッキですが、耐久年数が短いため、1年に1回は補修・修復作業などのメンテナンスが必要です。
その反面、木粉とプラスチックを主原料としている「リウッドデッキ」は、とても耐久性が高いという特徴があります。
通常のウッドデッキと比較すると、手間や費用を大きく削減できると言えます。
また、植栽や家庭菜園をされる場合は、その維持費用もかかってくるでしょう。
つまり、どのような中庭にしたいかによって、維持管理費用がどのくらいかかるかがかわってくるため、それらも考慮しながら中庭づくりを進めることが重要です。
□平屋で中庭はどのように設ける?
平屋の形によって、設けるべき中庭のタイプも異なります。
言い方を変えれば、理想的な中庭を設けるためには、平屋の形に注意しながら家づくりを行うことが重要です。
中庭のある平屋の間取りとしては、主に3つ挙げられます。
*コの字型住宅の中庭
中庭の三方が住宅に囲まれている形で、それほど敷地が広くない場合にも取り入れやすいタイプです。
開放感を取り入れられ、「プライベートな空間」と「開放感」を両立したい方にオススメです。
*ロの字型住宅の中庭
中庭の四方が住宅で囲まれている形で、外から完全に見えなくすることもできるタイプです。
そのため、プライバシーを重視したい方向けの中庭ではありますが、間取りの自由度が他よりも劣る傾向があるため注意が必要です。
*L字型住宅の中庭
住宅がL字型をしている形で、住宅に囲まれるスペースが他よりも少ない特徴があるタイプです。
広々とした開放感が楽しめ、建築費用も抑えられるなどのメリットがありますが、外から庭の様子が見えてしまいます。
そのため、プライバシーを重視したい方は他のタイプにするか、何か対策をする必要があるでしょう。
□まとめ
平屋に中庭を設けることで、たくさんのメリットが得られますが、デメリットがあることも理解しておくことが重要です。
両方を考慮した上で家づくりを行うことで、住み始めてからの後悔が防げるでしょう。
当社では、お客様の暮らしの満足を第一に考え、最適な住宅をご提案いたします。
一関市、陸前高田市、気仙沼市、奥州市周辺で家づくりを始める方は、ぜひ当社までご相談ください。