古民家の基礎とは?古民家再生リフォームの種類も併せて紹介します!
2022年6月30日
一関市、陸前高田市、気仙沼市、奥州市周辺で新築・リフォーム・古民家再生等を承っている佐藤工夢店株式会社です。
古民家のリフォームを検討する際は、家の基礎のことやリフォームの種類など心配ごとが付き物ですよね。
そこで今回は、リフォームの種類と基礎の種類、いくつかの工事の費用について紹介します。
□古民家再生リフォームの種類を大きく3つ紹介します!
1つ目は、一般的にリフォームと呼ばれているものです。
これは、建物の柱や梁などには手を付けず、水回りや外壁などの補修をするものです。
主に劣化した部分を改修し、現代の生活に合ったものへと姿を変えます。
注意点としては、古民家の良さを失わないようにすることが挙げられます。
例えば、外壁は板張りや白壁にすると良いでしょう。
これにより魅力を損なわずに、古民家としての雰囲気を出せます。
2つ目は、古民家を半解体する再生リフォームです。
これは、壁や屋根などを外して、柱や梁のズレなどを修正するものです。
これにより、建物全体の傾きや沈みなども改善可能です。
注意点としては、雨漏りなどで傷んでしまった箇所を改修するには、取り替えが必要であることが挙げられます。
これは今後も長く住み続けるには大切なことです。
3つ目は、古民家をスケルトンにする再生リフォームです。
これは建物を1度構造材だけにしてしまい、まだ使用可能な建材は再利用し、強度の落ちた建材を新しいもので代用するというリフォームです。
注意点としては、建物を解体をしたとしても、元々の年季の入った素材を使用することが多いので、雨漏りや虫食いで強度が弱くなったものは取り替える必要がある点が挙げられます。
□古民家の基礎の種類を2つ解説します!
1つ目は、玉石基礎と呼ばれるものです。
こちらは、古民家に多く採用されている基礎の種類です。
弱点としては、基礎である玉石が1つずつ独立しているため、地震に弱い点と腐食する危険があるという点が挙げられます。
この弱点をカバーするには大掛かりな補強工事が必要です。
床下の土を取り除き、コンクリートを流して玉石を一体化させるといった工事です。
これにより、玉石がずれてしまうのを防ぐことと地面からの湿気を防ぐことの2つのメリットが得られます。
この方法は費用が高くなってしまうのと、住みながら工事を行うのが不可能なため、仮住まいを用意する必要があるなどのデメリットがあります。
2つ目は、コンクリートブロック基礎と呼ばれるものです。
先述した玉石基礎と比較して、ハイブリッド工法と呼ばれる補強工事を手軽に小規模に実施できます。
シート状のアラミド繊維をブロック基礎の表面に張り付けるといった工事内容です。
アラミド繊維とは、防弾チョッキや宇宙船にも使用されるスーパー繊維のことです。
高強度、高耐熱で、鋼材の5倍以上の強度を誇っているため、耐震性を格段に高められます。
この工法は補修と補強が同時に行える点や、工期が短いという点から、公共施設などでも採用されている方法です。
このように、一口で基礎といってもさまざまなものがあります。
□古民家のリフォームにかかる費用を内容ごとに紹介します!
*内装のリフォーム
内装のリフォームと一概にまとめても、その中でも内容は多岐に渡ります。
1つ目は、壁のリフォームです。
この際、表面部分だけでなく、壁を壊して下地からリフォームすることも多いです。
壁を増やしたり、配線を変更したり、建物によって事情は異なるので一口では言えませんが、40坪当たり、300~400万円程度の費用がかかります。
2つ目は、床のリフォームです。
古民家の床の場合でも、人が生活していた中で手が加えられ、工業資材などで改修されている場合があります。
建材がシロアリなどによりダメージを受けていた場合は、総交換が推奨されます。
基本的には40坪で300万円程度の費用がかかるとお考えください。
選ぶ素材や、既存の防湿処理の有無などにより費用は変動するので、予算や求めているものに応じて検討しましょう。
*水回りのリフォーム
水回りのリフォームはキッチンや風呂場、洗面台などでよく実施されます。
流し台などの設備にだけ意識が向きがちですが、内装や配管配線も重要な要素です。
例えば、元々あった浴室を撤去する作業が大掛かりになることは予想がつきますが、撤去後の処理も手間のかかります。
土台作りや防水処理、経路確保など新しい設備に応じて下処理が必要になるためです。
全てリフォームする場合の費用は600万円程かかるでしょう。
どこまで工事を行うかは、しっかりとご家族で相談してくださいね。
□まとめ
今回は、リフォームの種類と基礎の種類に合わせて、いくつかのリフォーム費用の目安について紹介しました。
皆さんの不安を解消するための一助になれましたら、幸いです。
当社ではこれからの暮らしを見据えたリフォームに重きを置いています。
古民家のリフォームで、ご不安な点などございましたらどうぞお気軽にご相談ください。