薪ストーブのある暮らしをお考えの方へ!薪ストーブの魅力についてご紹介します!
2022年9月22日
薪ストーブのある暮らしをお考えの方にぜひ知っていただきたいのが、その魅力です。
薪ストーブの魅力には、アウトドア感と薪が燃える様子を眺められることがあげられます。
そこで今回は、薪ストーブの魅力と間取りの作り方、設置する前に知っておくべき注意点をご紹介します。
□薪ストーブの魅力についてご紹介!
薪ストーブの最大の魅力は、室内で燃える炎を楽しめるというアウトドア感です。
温風ではなく熱で床や壁や物を温めるため、室内が乾燥しにくいのも魅力です。
停電時にも暖房や調理設備として利用できるため、インテリアとしてだけでなく、実用的な道具としても活用できます。
また、薪ストーブは正面が窓になっているため、薪が燃える様子を眺められます。
電気照明と違い、薪ストーブの炎は揺らめきます。
自然現象の「揺らぎ」には、リラックス効果があるとされており、燃える炎のリズムも同様に心を癒してくれます。
そして、薪ストーブはその構造上、4つのタイプに分けられます。
1つ目は、輻射式です。
ストーブ本体を高温にし、輻射熱を利用して周囲にある空気をじんわりと暖めます。
このタイプは、その高温になったストーブを利用して料理を楽しめます。
天板の温度は200度から250度になるため、シチューやスープなどの煮込み料理に最適です。
また、部屋を暖めながらお湯を沸かせば、輻射熱を活用できます。
一方で、より高温な炉内では、ピザやグラタンなどを調理できます。
この場合、400度から500度になるため、通常のオーブンよりも高温であることに注意しましょう。
2つ目は、対流式です。
ストーブを二重構造にして空気の通り道を作り、暖気を循環させて部屋を暖めます。
部屋の隅まで暖められるため、大きな空間がある住宅におすすめです。
3つ目は、開放式です。
火室が開いているため、暖房効率が良くない、薪を大量消費するなど、前述した2つよりも性能面では劣ります。
しかし、インテリアとして設置するのに向いており、別荘や商業施設などに導入されています。
4つ目は、これらの3つを組み合わせたハイブリッドタイプです。
□薪ストーブのある暮らしを実現するための間取りの作り方をご紹介!
1つ目は、なるべく長時間過ごす部屋に設置することです。
薪ストーブは、火を入れてから暖まるまでに時間がかかります。
そのため、電気ヒーターのようなスポット使いには向いていません。
デザイン性を重視して客間に設置してしまうと、暖まるまでに時間がかかり、来客に寒い思いをさせてしまいます。
その点、乾燥しにくく、じっくりと空間を暖めてくれるため、リビングや書斎など、長時間過ごす部屋の暖房におすすめです。
2つ目は、空気を循環させることです。
薪ストーブは、輻射熱や自然対流の力で空気を暖めるため、空気が上部に溜まりやすいです。
そのため、室内の空気循環を考える必要があります。
特に、吹き抜けがある住宅は、断熱性能が良くないと屋根付近に暖かい空気が溜まり、室内は寒くなってしまいます。
断熱改修を伴わない薪ストーブの設置は、シーリングファンを設置して、空気を循環させると良いでしょう。
3つ目は、薪の補充に配慮することです。
薪の置き場所が遠いと、いざ使い始めた時に補充が面倒だということになります。
そこで、まずは薪の確保と保管場所を考えて、それから薪ストーブまでの動線を考えてみましょう。
薪をホームセンターや森林組合で購入する場合は、車から薪の置き場所までの動線も考えるとより効率が良くなります。
□薪ストーブを設置する前に知っておくべき注意点をご紹介!
1つ目は、初期費用やメンテナンス費用、燃料費がかかることです。
初期費用は薪ストーブのグレードによって異なりますが、設置場所の床や壁を耐火仕様にしなければいけません。
そのため、通常の内装工事よりも施工費や材料費がかかってしまいます。
また、煙突造作工事も必要です。
設置後も定期的に煙突を掃除しないと、室内がススだらけになってしまいます。
なお、冬はまとまった量の薪を準備する必要があります。
生木を薪として使えるようにするには、長期間しっかり乾燥させなくてはなりません。
また、約1時間火を絶やさないためには、太い薪が2本から3本必要となります。
2つ目は、部屋が温まるまでに時間がかかることです。
例えば、冬に起きてすぐ薪を燃やし始めたとしても、部屋全体が暖まるまでに2時間から3時間ほどかかってしまいます。
特に、広いリビングや吹き抜けのある住宅は、暖気が広がりやすいため、なかなか暖まりにくいでしょう。
そのため、薪ストーブの設置は放熱量と断熱のグレードをよく考えることをお勧めします。
□まとめ
今回は、薪ストーブの魅力と間取りの作り方、設置する前に知っておくべき注意点をご紹介しました。
薪ストーブは4つのタイプに分けられるため、ご自身の住宅にピッタリのタイプを選ぶと良いでしょう。
一関市、陸前高田市、気仙沼市、奥州市周辺で薪ストーブの設置をお考えの方は、ぜひ当社にお問い合わせください。