マイホームを建てる際に頭金は用意した方が良い?頭金の相場も併せて解説します!
2022年7月16日
一関市、陸前高田市、気仙沼市、奥州市周辺で新築・リフォーム・古民家再生などを承っている佐藤工夢店株式会社です。
マイホームを建てる際に、1番の悩みの種は住宅ローンや頭金のことでしょう。
そこで今回は、頭金を用意するメリット、デメリットに合わせて、用意しない場合の注意点と相場について解説します。
□頭金を用意するメリットとデメリットを解説します!
頭金とはローンを使って何らかの商品を購入する際に、商品代金の一部の額を先払いするときにかかるお金です。
手付金と混同して覚えている方も多いですが、手付金は契約の意思を示すお金なので勘違いしないようにしましょう。
頭金を準備するメリットとしては、家を建てる際のローンで借り入れる金額を減らせることが1番大きいです。
毎月返済する金額も減るので、負担を軽減して精神的にも余裕をもって建築を始められます。
もちろん、頭金を増やしたとしても、毎月の返済額を減らす必要はありません。
ローンには借り入れた金額に合わせて、利息を追加で払う必要があります。
利息は返済し終えるまでの期間が長いほど、増えてしまいます。
ローンに悩む年月や、利息による負担を少しでも早くなくしたい方は、頭金を支払うと良いでしょう。
反対に、頭金を用意するデメリットですが、結果的に完済する時期が伸びてしまう可能性があることが挙げられます。
頭金を用意して、余裕を持った状態でマイホームを建てようと考えていても、資金を用意する時間はある程度かかってしまいます。
頭金の用意に時間がかかると、住宅ローンを使用する時期も必然的に遅くなります。
返済額や返済時期によって異なりますが、退職後もローンを払い続ける必要が出るかもしれないので、注意が必要です。
□頭金を用意しない場合の注意点を3つ解説します!
1つ目は、借入金が増えるので、利息が増えてしまう点です。
利息は返済までの期間だけでなく、借入金の額によっても増えてしまいます。
借入金の割合が高ければ高いほど、利息負担も増えるので、トータルで払う金額が高くなります。
2つ目は、諸費用分を現金払いする場合がある点です。
不動産を購入する際には、物件の費用だけでなく、それに付随する諸費用を払う必要があります。
具体的な例では、不動産会社に支払う仲介手数料、住宅ローン手数料、手付金、保険料などが含まれます。
住宅ローンは通常、物件の費用のためのローンなので、諸費用にかかるお金は住宅ローンから賄えません。
基本的には現金による一括払いをする必要があるので、手元にお金がない場合は、家を購入できない場合もあります。
諸費用を支払うための諸費用ローンというものもありますが、住宅ローンと合わせて、ローンを二重で組む必要が出てくるので、あまり推奨はしません。
諸費用は注文住宅や新築マンションで、住宅価格の3~6パーセント、中古住宅や新築一戸建てで6~9パーセントなので、把握しておきましょう。
本当に諸費用ローンが必要なのか考える際に参考になるでsよう。
3つ目は値下がりした際のリスクが大きくなる点です。
長く住むことを前提に建てたマイホームも、いろいろな理由から手放すことがあります。
例えば、転勤や両親との同居などでどうしても住み替えの必要が出てくることがあるためです。
もし頭金が全くない場合、売却時にローンが沢山残っている可能性も大いにあります。
住宅ローンを組む際は、あらゆる状況を想定しておきましょうね。
□マイホームを建てる際の頭金の相場について解説します!
頭金には規定された金額がありませんが、一般的な相場としては、物件価格の1〜2割程度です。
貯金をすべて頭金にする方もいらっしゃいますが、これは大変危険です。
借入金をより少なくするために、貯金をすべて頭金にしてしまったら、先述した諸費用の支払いが難しくなってしまいます。
それに加えて、急な事故や病気になってしまったら、生活をするのも一苦労です。
万が一に備えた予備費を確保したうえで、頭金を捻出しましょう。
頭金の貯め方ですが、主に2つ方法があります。
1つ目は、生活費の見直しをすることです。
少しの無駄遣いも、繰り返していると大きな金額になってしまいます。
携帯電話のキャリアや保険の契約内容など、毎月定額で払っている部分も気にかけてみたら、問題点が見つかるかもしれません。
2つ目は、国や市区町村から支援を受けることです。
マイホーム購入の支援策は沢山あります。
自分の住んでいる地域や、制度を調べて、少しでもお得にマイホームを建てられたら非常に嬉しいですよね。
□まとめ
今回は、頭金を用意するメリット、デメリットに合わせて、用意しない場合の注意点と相場について解説しました。
当社は大正6年の創業以来、皆様に支えられておかげさまで100年以上の歴史を歩んでまいりました。
その分家づくりに関して豊富な知識がございますので、疑問点などがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。