古民家をリフォームする魅力とは?古民家の床材の張り替えも併せて紹介!
2022年6月22日
一関市、陸前高田市、気仙沼市、奥州市周辺で古民家再生などを承っている佐藤工夢店株式会社です。
古民家のリフォーム考える際に、床材の張り替えは難しい問題ですよね。
そこで今回は、古民家のリフォームをする魅力やポイントを踏まえた上で、現代の床下と古民家の床下の違いや、床材の張り替えについて紹介します。
□古民家をリフォームする魅力やポイントを紹介します!
古民家をリフォームする魅力の1つ目は、手に入れるのが困難な希少な木材を使っていることがあることです。
古民家で多く使用されているケヤキや、ヒノキなどの木材は、耐用年数が800年から1200年ほどと言われています。
つまり、明治や大正時代に建てられた建物でも、強度の面では心配する必要がほとんどないということです。
また、ケヤキやヒノキは現在では希少な建材であるため、同素材で同規模の建物を建てようとすると、費用が跳ね上がってしまいます。
環境を保全しながら、希少な素材を使用できるのがリフォームの大きな魅力の1つです。
その他にも、シックハウス症候群と呼ばれる、建物の化学物質によって健康に悪影響を受ける病気の心配もほとんどありません。
建材に化学物質が含まれない古民家ならではの特徴ですね。
魅力の2つ目は、デザインに雰囲気があることです。
古き良き日本家屋は、現代の生活ではなかなかない造りがいくつもあります。
梁がむき出しになった屋根や、太い柱が家屋の中央を貫いている光景は、現代の一般家庭とは異なる独特の醍醐味を味わえます。
現代のデザインと組み合わせれば、住みやすさも手に入れつつ、唯一無二の印象を手に入れられるでしょう。
リフォームする際のポイントの1つは、家の気密性を高めることです。
昔の日本家屋で重点的に考えられていたことは、蒸し暑い夏を乗り切ることでした。
そのため、風通しの良い空間にする工夫が随所に見られます。
例えば、天井が高く開放的な造りの古民家は多く存在します。
天井部分にスペースを作ることで、室内の風通しが良くなり、熱された空気を入れ替えるためです。
また、天井裏に小窓を取り付けることで、熱気を外部に排出するよう促しています。
しかし、夏が涼しい分、冬を過ごすためには工夫が必要です。
風通しが良いということは、それだけ冬の寒さ対策をしなければならないということだからです。
住む地域や場所によっては、家の内部にいてもかなり寒くなってしまうこともあるでしょう。
古民家をリフォームする際には、断熱性や気密性を必ず意識しましょう。
ポイントの2つ目は、耐震性能の見直しをすることです。
地震が多い日本なので、古民家であっても耐震を考えた造りになっています。
しかし、懸念すべき点は老朽化によって耐震性が落ちていないかということです。
リフォームを検討する際は、建物の状態もみてもらい、耐震リフォームが必要か確認してもらうと良いでしょう。
また、それに合わせて屋根や外壁のチェックもしておきましょう。
屋根や外壁が劣化していると、雨漏りの原因になるためです。
雨のときに古民家の状態を見るのが1番良いですが、それが難しい場合も多いので、耐震性・断熱性と共に見直しましょう。
ポイントの3つ目は、水回りの見直しです。
水回りもリフォームする際には、重要なポイントです。
古民家の場合はキッチンやトイレなどが使いにくいことが多々あります。
長く暮らす家なので、不便に感じる点は早めになくしておきたいですよね。
水回りのリフォームには、電気工事や配管工事などが必要なので、後からだと間取りの変更が難しくなります。
間取りの確定をしてから、水回りのリフォームに入るよう注意が必要です。
□古民家の床下と現代の床下の違いを解説します!
古民家の床下は、床板を支える木材が無垢材になっていることがほとんどです。
メリットとしては、湿気を逃がすための工夫がされているので、湿気は溜まりにくいですが、防湿対策がされていない事がほとんどなので常に湿気が入ってくるケースが多いです。
一方、対策をしない場合通気性の良さが底冷えに繋がるデメリットもあります。
現代の床下は、均一に加工された木材が使用されているので、職人が作業しやすいように効率化が図られています。
メリットは張りやすく暴れにくいので後々のメンテナンスが楽だという点が挙げられます。
一方、施工が不十分だと性能が守られないというデメリットもあります。
□古民家の床材の張り替えについて解説します!
古民家の床材を張り替える際に多く選ばれるのは、フローリングです。
一般的なフローリングは「複合フローリング」と呼ばれる種類のもので、合板の上に木の単板を貼って構成されています。
これは床暖房とも相性が良く、断熱材が使われていないことが多い古民家でも使われていることがあります。
古民家の雰囲気に合った自然なものが好みであれば、無垢材を使用したフローリングが良いでしょう。
広葉樹や針葉樹を素材にしているので、木の素材の持ち味を感じられます。
□まとめ
今回は、古民家のリフォームをする魅力やポイントを踏まえた上で、現代の床下と古民家の床下の違い、床材の張り替えについて紹介しました。
皆さんの参考になれば幸いです。
古民家をリフォームすることは多くの方にとって、初めての経験になると思うので、何かお困りの際はどうぞお気軽にご相談ください。