Ｍさんの家は住まわれている方がとても大事にしているおかげで、今まで新築・半分を残した増改築と長く住まわれていました。構造材に十分な太さのものを使っているので、耐用年数も長くなっています。今回の工事も、前回の増改築の際に残った半分を壊して増築していますが、今回は部屋数が必要になったので、一階と二階にそれぞれ増築をしています。以前座敷があったところは、離れを南側に増築しても採光が不足しない様に、縁側と窓を広く取り、二部屋を一部屋にしているので広く使うことが出来ます。
和室が多いので内外真壁にしていますが、今回の地震でも壁がひび割れする事もなく、無事にお引渡しすることが出来ました。断熱材はそのものの性能の他にも、施工の良し悪しや、壁の内部結露でも効果に違いが出てきます。
また、壁の厚い大壁と比べても、全く遜色無い十分な断熱が出来ます。沖縄に行けば赤瓦住宅が多くを占める様に、
その土地の風土や景観に合った建物を造ることも重要です。
